100人の仕事観

【創作タイ料理 Pad thai(パッタイ)】東谷佳範さん&ヌダさん

オーナーの東谷佳範さん(写真左)と妻のヌダさん(同右)

今年4月にオープンしたばかりの創作タイ料理店パッタイ。
四条御前通りを北へ100メートル行ったところにあります。
オープンからまだ半年足らずですが、近隣に住む人々をはじめ、多くの常連客で連日賑わっています。

オーナーの東谷佳範さんがタイ料理を好きになったのは、妻ヌダさんとの出会いがきっかけだったのだとか。

留学先のアメリカで、学校が同じだったことから知り合って交際を始めた二人。
タイ料理店で一緒にアルバイトするほど仲睦まじかったのですが、留学期間を終えた後、一時は離れ離れに。

ヌダさんはタイへ帰国、佳範さんはフィールドエンジニアとして就職し、世界中を駆け回る日々が続く中、何か二人一緒に同じ地でできる仕事はないかと考えて思いついたのが、レストラン経営でした。
レストランは、ヌダさんの夢でもありました。

佳範さんは、前職を退いてレストランで修行を開始。数か月後には、ヌダさんを日本へ呼び寄せて結婚。
そして約6年間の修行の末、タイ出身の実力あるシェフも加わって、ついに今年オープンしたのが、パッタイなのです。

東谷佳範さん&ヌダさん夫妻に、現在の仕事のことをうかがってみました。

Q1 今の仕事をしていて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

佳範さん
 レジに来られたお客さんから、満足していただいて、また戻ってきますというお声をいただいた時。喜んでいただいてると実感できるので、その時です。なんていうんですか、言葉だけじゃなくて、本当に戻ってくると私が感じられる時です。

ヌダさん
 沢山の人に会って、話をして、料理を楽しんでくださっているのを見ると、ハッピーな気持ちになります。

タイの甘酸っぱい焼きそば「パッタイ」。懐かしさが込み上げてくる味。

定番のグリーンカレー。ココナッツのまろやかな風味と辛さのバランスが絶妙。※辛さは調節できます

Q2 今の仕事をしていて、つらいと感じるのはどんな時ですか?

佳範さん
 いま現在、タイ料理を日本人向けにアレンジして食べやすいようにしてるんですけども、初心者の方向けにそうアレンジしていても、やはりちょっと合わないなと言われる時です。それはもう好みで仕様がないのがあるんですけど。

ヌダさん
 私は仕事をするのが楽しいので、つらくないです。ただ、満席の時は、スムーズにサービスを提供できなくて、お客さんをお待たせするのがちょっと心配です。

Q3 今の仕事をする中で大切にしているのはどんなことですか?

佳範さん
 この場所にオープンすることにあたって、なるべく周りの住人の方に喜んでいただきたいというのがありました。あいさつ回りに行って顔見知りになれた時に、当初は煙と送風機の音がうるさかったんですけども、それを仰っていただいて。つけてる位置が悪かったんですね。追加の工事をして、それが改善した後は「ありがとうございます」と喜んでいただいて、近所の方に常連さんになっていただいているんです。

ヌダさん
 ベストな料理とサービスを提供してお客さんに満足いただくことを大切にしています。

近所のラーメン名店をもうならせるココナッツカレーラーメン「カオソーイ」。

温かさと甘さにホッコリ感満点のタロイモのココナッツミルク(左)と、ヘルシーな仙草ゼリーがたっぷり入ったタイのミルクティー(右)。

Q4あなたにとって仕事とは?

佳範さん
 大きく聞こえるかもしれないですけど、生きている生きがいですね。まず基本的なところで、仕事をすることで誰かに喜んでいただけるのを実感できたら私は嬉しいです。その喜びを求めてるっていうのはあるかもしれないですね。以前の仕事(フィールドエンジニア)もサービス業だったんですけど、直接お客さんとは接触しなかったというのもあって、特にそう思います。

ヌダさん
 まず、仕事を仕事としては考えていない、というのがあります。色んな人に出会って、家族のように接するのを楽しんでいます

佳範さん
 今言っていたように、仕事を通じて色んな知り合いが増えたり、現に、常連のお客様に沢山来ていただいているんですけど、友達のようになっていただける方が沢山いてるのを彼女は満足してるみたいです。

Q5 仕事のPRをどうぞ

佳範さん
 タイ料理なんですけども、日本人向けにアレンジしてるっていうことを知っていただきたいです。タイ料理はもともと辛い料理が沢山あるんですけども、そういうイメージを持たずに、入門編みたいな形で楽しんでいただけたらと。
 以前、私、タイのホテルに行ったことがあるんですけど、そこでは外国人向けに作られるっていうのがあって、味が全てマイルドに仕上がってるんですよ。私がそこの味がすごく好きで、そちらにシェフに何とか合わしてもらうようにしてます。
 日本のカレーの辛口からもう少し辛いぐらいがタイの辛さなんです。タイの辛さに調節することもできますので、ぜひ辛いのを食べられる方でしたら、トライしていただきたいです。

ヌダさん
 タイは「ほほえみの国」と呼ばれています。タイではコミュニケーションの基本は笑顔なんです。当店では笑顔でお客様をお迎えし、友達のようにリラックスして親しんでいただけるよう、タイ式のおもてなしをさせていただいています。

佳範さん
 日本の中でタイを感じていただけるひとときをお楽しみください

創作タイ料理 Pad thai(パッタイ)
 京都市中京区壬生森町58-11 ⇒地図
【アクセス】阪急「西院駅」南口から徒歩5分
      京都市バス「四条御前通」から徒歩3分
【電話】075-432-8024
【営業時間】月・水・木曜日 11:00~15:00
              17:00~21:00
      金・土・日曜日 11:00~21:00
【定休日】毎週火曜日
【HP】http://www.padthai.jp

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